顔の肉はあまりないのだ

その日の夜俺の夢にボロを着た骸骨のような男が現れた顔の肉はほとんどなく骨の形がはっきり浮き出ていた窪んだ眼科に目玉はない前かがみにあぐらをかいて座っている。
その骸骨はひどい地元訛りの口調でこう言った鞍手まで生きながらえ落としたが叶わずもにもクロ晒したるは無念もう片方も笑わには唾をかけたいつでも食えるぞ閉じその言葉の意味はわからなかったが言葉自体は今も忘れられない俺が骸骨男の夢を見たのはその一度きりだった後から知ったが周囲一帯は歴史的なの大飢饉で深刻な被害が出た土地だった。
いつもしないままひっそりとよそへ移っただから友人の安否は分からないという祖父から聞いた話子供の頃家の事情で一時的に母方の実家で暮らすことになったすぐに友達ができるなんて思ってたんだけど慣れ親しんだ土地を離れるだけじゃなく両親とも離れて暮らさなきゃいけないってのが当時は辛くて友達がなかなかできなかったんだ